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2019.03.05

ウイングトラベル

「天国に一番近い島」を新たな観光ブランドに

ニューカレドニア観光局、日本人誘致促進へ

 ニューカレドニア観光局は新たな観光ブランドとして「天国に一番近い島 ニューカレドニア」を設定し、日本市場でのプロモーションを展開していくと発表した。新しいキャッチコピーのもと、若年層からシニアまで幅広い年代層に対してニューカレドニア観光の魅力を訴求していく。一方、現地では日本人訪問客受け入れに向けて観光局と現地政府、観光サプライヤーによる協定を締結。協力体制を構築していくことにより、まずは2万2000人の日本人訪問客数を目指す。その後は年率3〜5%程度ずつ増加させていきたい考えだ。

 

 商標登録を行い、ブランドイメージ定着へ
 複数色のロゴマーク制作、観光の多様性を訴求

 天国に一番近い島というフレーズについては小説や映画に触れた世代にとどまらず、20歳代などにも一度は耳にしたことがあるとアンケートで回答するなど、抜群の知名度を誇る。ただ、若年層の場合、それがニューカレドニアのイメージとは直結していないのが実情だ。そうしたことから、改めて天国に一番近い島=ニューカレドニアの印象を幅広い世代に訴えていくため、観光局のブランドとして採用することにした。ブランド使用にあたり「天国に一番近い島 ニューカレドニア」という文言について現在商標登録を出願中だ。
 3月4日に行った新ブランド発表会見のために来日したニューカレドニア観光局のジャン=マーク・モスラン局長は「『天国に一番近い島』というフレーズが多くの日本人に広く浸透している。そうしたことから観光局のキャッチフレーズとして採用することにした。ニューカレドニアはフランスとメラネシアの文化両方が体験できることや、エリアによってそれぞれ異なった世界を楽しむことができる。是非多くの日本人旅行者に訪れてもらい、自分ならではの『天国』を見つけてほしい」とアピールした。

 

 現地自治体や観光関連業者と連携協定を締結
 まずは2.2万人が照準、その後年率3〜5%成長目指す

※写真=新観光ブランドを紹介する関係者。写真左からニューカレドニア観光局のジャン=マーク・モスラン局長、特集番組に出演した女優の奈緒さん、小早川薫日本支局長