日刊旅行通信

2010年3月26日

　ANA伊東社長、JAL公的資金使途に強い批判
　機材購入やIT更新等投入は不公平、使途の開示を

　全日空の伊東信一郎社長は25日、会社更生法適用下で経営再建計画を策定中の日本航空（JAL）が、公的資金を機材購入費に充てることやIT関連や施設更新などに使うことについて「公的資金による支援は、国民の足として必要な航空ネットワークの継続および債務整理に充てられるべきで、度を過ぎた販売施策、機材更新、IT更新などグレードアップを含むものに公的資金を供給することは、将来も含めて公正かつ公平な競争環境が確保されなくなると言わざるを得ない」などと、JALの公的資金の使途のあり方を批判した。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★ANA伊東社長、JAL公的資金使途に強い批判
　機材購入やIT更新等投入は不公平、使途の開示を
　2月旅客実績、国内線2年5カ月ぶりに前年超え
　国際線は中国好調で15％増、ビジネス需要回復
★KIX10年夏ダイヤ、09年夏・冬比で10便以上の増
　料金施策と観光振興が有効、DALシアトル復活
★中部夏ダイヤ、就航便数は旅客・貨物で290便
　09冬比7便増も夏比で13便減、旅客便が増加
＜旅行関連＞
★JTB九州が通訳案内士法違反の恐れで厳重注意
　九州運輸局、中国人留学生対象にガイド募集で
★HIS 2月実績、海外旅行取扱高は13.1％減
★ANA、ダイナミックパッケージ限定運賃を届出
★春闘、日本旅行が賃金改善で合意
★JTB法人東京、「医療機関向け専門デスク」開設
★関空発ルックJTB、万博入場券付きツアー発売
＜航空関連＞
★仁川空港、日本発欧米行き乗り継ぎ需要拡大へ
　旅行会社向け説明会を開催、大韓航空が協賛
★関空竹内副社長、意見分かれる3空港問題を不安視
　関西航空需要を増やす視点必要、現政権に期待
★JST日本就航3周年記念、1人分料金で2人旅提供
★JAL/BA、BA運航の欧州域内便で共同運航
＜観光統計＞
★2月の沖縄入域観光客数、8.1％増の44.7万人
＜デスティネーション＞
★英国政観会長、日本人旅行者倍増の50万人めざす
　09年観光需要2割増、新しい英国の魅力アピール
★カリフォルニア州、日本人誘致拡大へ活動強化
　4月からキャンペーン、石田純一の挙式に期待？
★パラオ観光セミナー来週開催、東名阪3都市で
＜ホテル＞
★ホテル日航東京、中国に特化した宴会プラン発売
■為替市況（25日）

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