日刊旅行通信

2009年4月9日

　旅行需要に明るい兆し、需要喚起さらに積極化
　金井JATA会長、智恵と工夫で好機活かす

　日本旅行業協会（JATA）の金井耿会長は、2009年度のスタートにあたって記者会見し、「4月以降の海外旅行は、円高や燃油サーチャージ値下げによって多少明るい兆しが見えてきたほか、定額給付金の支給や高速道路料金の割引などは、消費マインドや旅行マインドを間違いなく高める」として、依然厳しい状況ながらも光明が見え始めたことを歓迎し、「JATAとしては、それらを有効に活かしつつ、積極的に自らどう対応するかに力点を置いて需要喚起に努め、できる限り具体的な成果に結び付けたい」との見解を示した。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★旅行需要に明るい兆し、需要喚起さらに積極化
　金井JATA会長、智恵と工夫で好機活かす
　VWCの09上期事業計画、重点市場に3地域追加
　国内宿泊拡大キャンペーンに意欲、訪日促進も
　IATA債務保証問題、会員の意見十分吸い上げを
　協会の制約ある中で「ぎりぎりの線」で対応検討
★7月以降の燃油サーチャージ、廃止の可能性大
　JATA、外航にも廃止働きかけ、完全一本化目指す
＜旅行関連＞
★08年度の旅行業倒産59件、負債総額100億円突破
　破産が8割、販売不振で中小業者が厳しい状況
★JTB＋JAL共同企画の「クロアチア」、今年も発売
　新しい観光地を組み込み、2出発日で計700名目標
★ジャルパック、定額給付金利用のハワイツアー
　65歳以上は片道Cクラス2万円、2500名の販売目標
★KNT、レッドクリフと皆既日食関連の中国ツアー
　2コースを発売、“赤壁の戦い”ゆかりの地を訪問
★北欧フッティルーテン、早割キャンペーン実施中
　沿岸急行船のほか南極・グリーンランドも対象
★コスタクルーズ、2隻の新造船が6月5日デビュー
　同時命名式をジェノバで開催、伊空軍も登場
★ANAセールス、静岡空港の開港記念ツアーを発売
　北海道・沖縄へ1000名、札幌から静岡へも200名目標
＜航空関連＞
★COA、米運輸省からスター加盟の暫定認可を取得
★JSTアジアとヴァリューエア、JSTと提携を強化
★首都圏空港の国際航空機能拡充プラン懇談会設置
　羽田深夜の空港サービス、鉄道アクセスを議論
★SAS、観光スポットに無料入場できるカードを贈呈
★SASグループとアマデウス、技術パートナー提携
★INFINIの中国向け発券ソフト、バージョンアップ
＜観光統計＞
★2月シンガポール日本人客、9.8％減の4.3万人
＜デスティネーション＞
★イタリア中部地震続報、被災地以外の観光は平常
　在日イタリア大使館が義援金の受け付けを開始
★カナダスプリングセミナー開催、6関連機関が集結
　アルバータは健康と癒し、BCはオリンピック素材
＜ホテル＞
★シャングリ・ラ、「カスタムステイ」サービス開始
　全世界62ホテルで利用可能、特典等を自由に追加
■為替市況（8日）

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