自衛隊・防衛問題調査で国民の多くが高い関心

過去最高の78.2％「関心ある」、戦争懸念も最多

　内閣府はこのほど、「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」を行い、自衛隊や日本周辺の安全保障環境に対する国民の関心について発表した。これまでおおむね3年ごとに調査してきたが、従来に比べて自衛隊や安全保障問題への関心が比較的高まっていることが分かった。特に“自衛隊へ関心があるか”という問いには過去最高の78.2％の人が「関心がある」と回答。また自衛隊の規模を「増強したほうが良い」と答えた人も過去最高の41.5％となったほか、日米安保条約が日本の平和と安全に「役立っている」と答えたのが89.7％、日本が戦争に巻き込まれる「危険がある」と答えたのが86.2％と、いずれも過去最高となった。