ウイングトラベル
★福岡の経済界関係者ら、福岡空港の発着枠増加を要望
「処理能力45回/時」の前倒し実現へ技術検討を
福岡県、九州経済連合会などは11月11日、福岡空港の更なる機能向上を議論する「福岡空港機能向上等検討委員会」の第1回目の会合を、福岡市内で開催した。このなかで、航空局に対し、現行で1時間当たり40回となっている福岡空港の発着枠制限を、できるだけ早期に1時間当たり45回の処理能力を実現する技術検討を進めることを要望。それを踏まえた空港の騒音対策区域の見直し実施も要請した。
この1時間当たり45回の処理能力については、第2滑走路建設時に実施した環境アセス「評価書」において、進入方式の高度化および滑走路運用の見直しにより、2035年頃に同水準に向上することが想定されると記載されており、地元としては今回その前倒しを国に要請したかたちだ。
九州最大の空の玄関口である福岡空港は、旅客数取扱数・発着回数ともに全国4位の混雑空港だ。今年3月20日には2本目の滑走路の供用をスタート。1時間当たりの発着回数を毎時40回に拡大するなど、その機能強化を進めてきた。
※画像=福岡空港の処理能力の45回/時早期実現を要望(提供:九州経済連合会)
