記事検索はこちらで→
2022.12.28

エリア・プロダクト最新情報【クイーンズランド州②】

 

Brisbane ブリスベン

複合型リゾート 「クイーンズワーフ・ブリスベン」が2023年開業

 クイーンズランド州の州都ブリスベンでは、 2032年のオリンピック・パラリンピック開催 を控え、ブリスベンを世界の観光とエンター テインメントの拠点に押し上げようという各 種プロジェクトが進行。地下鉄整備などのプ ロジェクトも進められている。  なかでも最大 規 模 のプ ロジェクトが 2023年半ばの開業を目指す「クイーンズワーフ・ブリスベン Queenʼs Wharf Brisbane」 だ。  

 4軒の高級ホテル、1棟のレジデンス、約50 軒のレストラン&バー、カジノ、各種商業施設 で構成される複合リゾートで、ブリスベン川の リバーフロントで12ヘクタールに及ぶ大規模 再開発が進められており、総工費は36億豪ド ルに達する。  

リゾート内には高級ホテルが進出

 「クイーンズワーフ・ブリスベン」に進出す るホテルはザ・リッツカールトン・ブリスベン (200室)、ドーセット・ブリスベン(387 室)、ザ・スターグランド(340室)、オースト ラリア初の6ツ星となるロースウッド・ブリス ベン(100室)となる予定で、レジデンス棟 の住居は日本でも販売されている。

市中心部にも新ホテル 「アモラ・ホテル・ブリスベン」 

 ブリスベンの中心街では4.5星の「アモラ・ ホテル・ブリスベン Amora Hotel Brisbane」 (296室)が開業済みだ。セントラル駅近くの 立地で、人気のハワード・スミス・ワーフなどの ダイニングやショッピングのエリアへも徒歩圏 内で、ビジネス客にも観光客にも理想的な滞 在を提供できるのが特徴だ。宴会場は280 名まで収容可能。

 

 Gold Coast ゴールドコースト 

ゴールドコースト空港に新ターミナルがオープン

 ゴールドコースト空 港 は 2億 6000万豪ドル(約250億円)を投 じターミナル拡張が進められ、この ほど国内線と国際線が利用する3 階建て総面積3万㎡の新ターミナル の供用を開始した。ターミナルの規 模はこれまでの2倍になり、最大19 機が使用できる大型機用スペース を確保し、6つのゲートが用意されている。このほかショップやカフェ、 出発ラウンジ、VIPルームなどが設けられている。  現在では日本からゴールドコーストへの直行便の搭乗客も新ターミナルを使用。

ドーセット・ゴールドコースト

 ゴールドコースト空港から30分、 ブロードビーチの中心部に位置しク ラワビーチまで700m、パシフィッ ク・フェア・ショッピングセンターま で徒歩9分、コンベンション&エキジ ビションセンター、カジノが併設さ れているザ・スターに隣接という好 立地が「ドーセット・ゴールドコース ト Dorsett Gold Coast 」の特徴の一つ。  313室の客室からは美しい運河の街並みと緑あふれるヒンターランド の景観を望むことができる。また、館内にあるおしゃれなプールからは ブロードビーチが一望でき、リゾート気分を味わえる。

 

  Cairns ケアンズ 

エスプラネード・ダイニングエリア」 新たな観光スポットへの期待

 ケアンズを代表 する観光エリア、エ スプラネード通りの 再開発計画の一環 として進められてき た「 エ ス プ ラ ネ ー ド・ダイニン グエ リア E s p l a n a d e Dining Area」が 昨年6月にオープン した。再開発計画は、車の騒音や排気ガス、車道沿いの狭いテラス・ スペースといった問題を解消する目的で立案されたもの。新エリアで は、最も車の通りが多かった区間の路上駐車スペースを廃止し、海に 面したレストランのテラス席用スペースを拡張した。  また再開発エリア内にあるナイトマーケットのフードコートも、車を気にせずよりリラックスして楽しめる場所となった。

ケアンズ最新の5ツ星ホテル 「クリスタルブルック・フリン」

 「 エ スプラネード・ダイニン グエリア」にも ほ ど 近 い 場 所 に 、ケ ア ンズ 最 新 の 5ツ 星 ホ テルとして2020 年11月グラン ドオープンした高級ホテルが 「クリスタルブルック・フリン Crystalbrook Flynn」。クイーン ズランド州を中心に7ホテルを展 開するクリスタルブルック・コレクションの一つで、単なる高級ホテルの 枠を超えたレスポンシブル・ラグジュアリーを目指しているのが特徴。  ホテル運営はSDGsを意識し環境配慮を徹底させており、果物な どの食材をケアンズから3時間以内の範囲で調達するなど地産地消 の取り組みを徹底。また客室のキーカードには再生木材を使い、客室 内には館内の案内など紙のもの使わず全てiPadを利用、プラスチッ ク製ペットボトルやストロー、アメニティ用ボトルも使わないなど、脱 炭素化への取り組みも進めている。

 

 

 

 

 

 

 

←前のページ「クイーンズランド州 ①」

 

次のページ「ニュー・サウス・ウェールズ州 ①」→