2019.02.12

ウイングトラベル

ANAHD、PAL親会社と資本業務提携に調印

PAL、成田−クラーク・パングラオ・ワオ線検討

 ANAホールディングス(ANAHD)は2月8日、フィリピン航空(PAL)を傘下に持つPALホールディングス(PALHD)との間で、資本・業務提携締結の調印を都内で行った。この調印でANAHDは、PALHDの株式9.5%を9500万ドルで取得。従来からANAとフィリピン航空は、コードシェアなどで協力してきたが、今回の資本・業務提携によって、その関係を一層深化していく。
 ANAHDの片野坂真哉CEOはPALHDに対する出資について、「フィリピンの国としての成長、フィリピン航空の国際線・国内線の発展性について、ANAグループとしても資本を注入することで提携を深め、ハンドリングの拡大や互いにマーケティングするなど、非常に効果が高いと判断した」と説明。将来的に独占禁止法適用除外によるジョイント・ベンチャーの展開していく可能性については、「全く白紙」とコメントした。
 一方、フィリピン航空のハメイ J.バウティスタ社長兼最高執行責任者(COO)も「他の国からも我々に対する出資に関心を寄せるところはあった」ことを明しながら、最終的にANAをパートナーに選んだ理由として、「ANAがベストなパートナーだからだ。PALが成長していくために、(両社は)新たな提携の時代に入った」との認識を示した。
 さらにバウティスタ社長は今後の日本路線について「クラーク−成田線を検討中だ。マニラを経由することのないクラーク−成田間の直行便を利用する旅客需要は大きいだろう」とコメント。さらに、「成田−パングラオ、成田−ワオ線についても、採算性の検討を進めている」ことを明らかにしており、フィリピン−日本間の路線ネットワークの更なる拡大を示唆した。

 

 片野坂CEO「ポテンシャル高いフィリピン」
 平子社長「提携強化で需要創出効果に期待」

 

※写真=資本・業務提携を締結したANAHD、PALHD。これによりANAとフィリピン航空はより深い関係を構築する