2019.01.11

WING

第1ヘリ団年頭編隊飛行、米陸軍ヘリ隊も初参加

ヘリ団長「妥協なき航空安全の確保を継続し任務完遂する」

 

 陸上自衛隊第1ヘリコプター団は1月8日に、「平成31年度年頭編隊飛行訓練」を実施した。本訓練では、第1ヘリコプター団長を訓練指揮官として、第1輸送ヘリコプター群、特別輸送ヘリコプター隊、連絡偵察飛行隊、第102飛行隊が参加したほか、オブザーバーとして米軍のUH-60も初参加。快晴となった冬の空を、総勢十数機のヘリコプターが編隊を組んで飛ぶ勇姿はまさに圧巻の光景となった。
 訓練開始式では、第1ヘリコプター団長の酒井秀典陸将補が訓示し、「昨年は新設された陸上総隊の直轄部隊として、中部方面隊管内での7月豪雨、北部方面隊管内での北海道胆振東部地震、ヨルダン国王来日に伴う国賓等輸送への対応等、各種任務の完遂ご苦労であった」と述べ、隊員諸官の労苦をねぎらった上で、「本年も我が国を取り巻く環境は、国内外ともに厳しさを増している。国外では特に、領土・主権・権益等をめぐる、いわゆるグレーゾーン事態の増加・長期化や、周辺国による軍事力の近代化・強化、及び軍事活動の活発化等、課題や不安定要因が深刻化している。また国内では大規模震災の発生の蓋然性の高まりや異常気象による災害の激甚化等の他、平成31(2019)年には多くの国家的行事への対応も予想される。またこれらに対応する自衛隊への国民の期待も一層高まっている」として、厳しさを増す国内外の情勢や新天皇即位等の国家的行事への対応増という本年の特性について言及、「その中にあって、陸上総隊直轄の、陸上自衛隊航空科職種最大規模の部隊として、他部隊をけん引する役目にある第1ヘリコプター団においては、災害派遣を含む国内外への各種事態への対応や予想される様々な国家的行事への対応等、極めて高い期待と幅広い役割が求められている。このため、いついかなる任務が付与されても対応しうるよう、引き続き部隊の練度を維持・向上する必要がある。したがって、本年も諸官には任務を基礎として、妥協なき航空安全の確保を継続しつつ、厳しい訓練を通じて執念をもって唯一無二の部隊として能力の向上に取り組み、ヘリ団の隊員が一丸となって、各種任務を必遂することを要望する」として、本年の要望事項を述べた。

 

※写真=飛行中、要人輸送機に乗った陸上総隊司令官に対する編隊指揮官の謝辞と返答を行った

 

※写真=訓示する第1ヘリコプター団長の酒井秀典陸将補

 

※写真=編隊飛行後のCH-47J(JA)、この後は地元の方等に対して体験搭乗を行うとのことだった