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2018.04.09

WING

ボーイング、アメリカン航空から787型を47機受注

AAL、エアバスA350をキャンセル、787へ切り替え

 ボーイングは4月6日(シアトル現地時間)、アメリカン航空との間で、787ドリームライナーを計47機受注する契約を締結した。47機分の787型機はカタログ価格で120億米ドルとなっており、契約には28機分のオプションも付随している。47機の内訳をみると、787-8型機が22機、787-9型機が25機。アメリカン航空によれば、787-8型機は2020年から受領を開始し、一方の787-9型機は2023年から受領を開始する。エンジンは全てGE社製のGEnX-1Bを搭載する。ちなみに今回の787発注にあたってアメリカン航空は、エアバスに発注していた22機のA350XWBをキャンセルして、787型機に乗り換えたとのことだ。この22機分のA350XWBは、もともとUSエアウェイズが発注していたが、USエアウェイズは2015年にアメリカン航空と経営統合した。
 アメリカン航空では42機のドリームライナーを発注済みで、現在、東京などのアジア太平洋線や欧州線などに35機のドリームライナーを投入してきた。今回の47機の追加発注で、アメリカン航空の787フリートは二倍以上に膨れ上がることになる。
 アメリカン航空によれば、追加発注した787-8型機は、運航中の767-300型機の後継として導入し、787-9型機についてはA330-300および経年化した777-200型機の更新に充当する。

 

※画像=アメリカン航空が787型機を47機追加発注。787フリートを倍増することを決めた(提供:ボーイング)