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2018.12.11

ウイングトラベル

西日本エリアの富裕層マーケットの取込強化

「JTBロイヤルロード銀座大阪店」を移転拡充

 JTBの高品質旅行専門店「ロイヤルロード銀座」の大阪店は、事業拡大を目的に12月11日にヒルトンプラザ・ウエストに移転リニューアルオープンした。今回の移転リニューアルを契機に、西日本エリアにおけるラグジュアリー旅行マーケットの顕在化と営業拡大を推進していく。
 JTBロイヤルロード銀座は、2003年9月に高品質旅行専門店として東京都中央区銀座にオープン。予約制のゆったりしたサロンとして、シニア層や富裕層を中心に、オリジナルブランドの企画販売やオーダーメイド旅行などを提供してきたが、首都圏以外に在住する顧客からの相談や申込みも増えていることから、2018年4月に名古屋、大阪に新拠点を開設。今回、大阪店を東梅田から梅田の「ヒルトンプラザ・ウエスト」3階に移転したもの。
 ロイヤルロード銀座の取扱いは、2018年度も好調に伸びている。なかでもオーダーメイド旅行は、2018年度上期(4〜9月)に前年比約2倍に取扱額が拡大。2017年より本格運行を開始したラグジュアリーバスの利用ツアーも、上期取扱人員が15%増と伸びており、なかでも西日本エリアでのラグジュアリーバス利用ツアー参加者数は約2.5倍と需要が急増している。今後、関西発着のコースをさらに拡充していく方針だ。
 移転リニューアル前日に開催された記者発表会で、横山征夫JTB執行役員個人事業本部MD推進室西日本地域統括は、「JTBの個人旅行は今年も堅実に伸びてきているが、中でも富裕層マーケットは成長著しいマーケット」とした上で、「JTBはこれまで各社が富裕層マーケットの開発に当たってきたが、今年15社が統合し、次のステージとして今までのノウハウを結集し、さらなる富裕層拡大を図るためにロイヤルロード銀座大阪店をリニューアルオープンした」と挨拶、移転リニューアルにかける意気込みを示した。

 

※写真=横山JTB執行役員(右)、田島ロイヤルロード銀座部部長(左)