関西エアポート中間期、中間純利益23％減

増収確保も減益、台風影響の損失額99億円に

　関西エアポートが発表した2018年度中間決算は、旺盛な航空旅客数に加えて今年4月から神戸空港運営をスタートしたことなどが寄与し、営業収益は前年同期比6％増の1049億1900万円の増収となった。一方、高潮被害をもたらした台風21号などの影響で減益となり、営業利益は2％減の266億1400万円、経常利益は3％減の208億9500万円、中間純利益は23％減の114億4200万円の減益となった。
　関西エアポートによれば、8月までは関西空港の国際線を中心に旅客数が好調で、とりわけ非航空系収入は旅客数の伸び率を上回るほど好調だったが、台風21号の影響で9月は旅客数、営業収益がほぼ半減。関西エアポートは台風21号による減収・損失額については、台風による損失額全てを含むものではないとしながらも、99億円に達したものと推計している。