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2018.03.29

WING特集

ANAビジネスジェット

ホンダと戦略的パートナーシップ締結

 ANAホールディングスと双日が、ビジネスジェットチャーターを手配する合弁会社「ANAビジネスジェット株式会社」を設立。加えてANAホールディングスは、ビジネスジェットチャーター手配会社の設立に向けて、ホンダジェットを販売するホンダ・エアクラフト・カンパニーとの間で戦略的パートナーシップに関する基本合意を締結した。
 ANAHDの片野坂真哉社長はハイエンドな旅行のほか、「企業の経営層や政府の経済ミッションなどにおいて、移動手段の選択肢としてビジネスジェットの利用を提案していく」とし、「ANAの長年に亘る法人販売ネットワークが力を発揮することができる」と、ビジネスジェットという新たな事業領域に踏み込むことに対しても、自信をのぞかせた。
 ANAビジネスジェットでは、まずは日本から北米と欧州といったビジネスジェット利用大国・地域を皮切りに、サービス拠点を徐々に拡大していく方針で、日本から北米・欧米を訪問する企業トップや政府の経済ミッションなどでの利用を見込む。そうしたなかで注目すべきはホノルルへのサービス拠点の展開だ。
 ANAは2019年度に新たにフリートに迎える総二階建ての超大型機A380を成田−ホノルル線に投入する。このA380ではファーストクラスやビジネスクラスといった上位クラスを強化することで、富裕層の更なる取り込み拡大を狙うことになる。そうした富裕層がホノルル空港から、ハワイ島やマウイ島などへ”アイランドホッピング”する際に、ビジネスジェットチャーターを利用してもらうことを想定しているという。
 ANAビジネスジェットではホンダジェットを優先的に活用する。動画ホンダジェットの機内。