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2018.11.20

ウイングトラベル

「よっ得!イスタンブール」、初年度利用目標1000人

ターキッシュエア、トルコ観光需要喚起後押し

 ターキッシュエアラインズ(THY)は日本市場向けに新たに展開するストップオーバープログラム「よっ得!イスタンブール」(本紙10月12日付既報)の初年度利用者目標を1000人に設定した。同社航空便利用者の約75%を占める乗り継ぎ客に対してイスタンブールの上級ホテルに無料で滞在することができる体験を提供することで、将来的なトルコ国内への旅行誘致に結びつけていくことを目指す。さらに同社は2020年をめどに運航再開を目指している関西−イスタンブール線について、来年から運用を開始する最新機材であるボーイング787型機の投入を検討していることを明らかにした。
 同社は11月19日に東京都渋谷区の駐日トルコ大使館で旅行会社やメディア関係者を対象によっ得!イスタンブールに関する説明会を開催した。
 同プログラムはTHYが2017年から展開している「ストップオーバー・イン・イスタンブール」を日本市場向けに展開するというもの。より、親近感を持たせるために日本独自の名称を採用した。
 プログラムの具体的な内容は、日本からイスタンブールの往復でTHY便を使用し、イスタンブールを経由し、ヨーロッパ、アフリカ、中東の同社就航地に向かう場合、往路、復路いずれかでイスタンブール到着から出発まで20時間以上あることを条件に、ビジネスクラスの利用者にイスタンブール市内の5つ星ホテルを2泊、エコノミークラス利用者に対して4つ星ホテルを1泊それぞれ無料で提供する。

 

 来年日本就航30周年で新たな企画を検討中
 再開検討中の関西線、新機材のB787型機投入目指す

 さらにアカイ東京支社長は「当社は1989年から日本−イスタンブール線の運航を開始し、来年で30周年の節目を迎える。また、今年10月にはイスタンブールの新空港が開設し、ますます利便性が向上することとなる。そうした中で、就航30周年を迎える2019年は新たなキャンペーンやイベントを検討している。われわれにより注目してもらえるとうれしい」と述べた。

 

※写真=よっ得!イスタンブールなどをアピールするターキッシュエアラインズのメフメット・アカイ東京支社長

 

 駐日トルコ大使「一層活発な人的交流を期待」
 トルコ国内で今後注目の観光スポットも紹介

 今回の説明会には駐日トルコ共和国大使館のハサン・ムラット・メルジャン大使も出席した。メルジャン大使は「私の最大の希望は日本とトルコの航空路線網が活発となり、人的交流が活発となり、トルコ、日本の素晴らしさを両国民がわかりあうことを期待している。そうした中で羽田への新規就航や関西路線の再開について強く望んでおり、大使館としても各界と話をしているところだ。さらに、10月にはイスタンブールの新空港が開港した。新空港には是非日系の航空会社にも利用してもらえるとうれしい」とコメントした。

 

※写真=ターキッシュエアラインズのイベントであいさつする駐日トルコ共和国大使館のハサン・ムラット・メルジャン大使

 

※写真=トルコ国内の注目観光スポットを紹介するトルコ共和国大使館・文化広報参事官室の大森正光氏