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2018.11.12

ウイングトラベル

ペトラ遺跡で土石流も日本人観光客は全員無事

クラツー主催の47名、各社とも現地状況確認中

 ヨルダンの世界遺産のペトラ遺跡で11月9日に土石流が発生したが、当時周辺を観光中だったクラブツーリズムのツアー参加者45名と添乗員2名の計47名は高台などに避難し、全員の無事が確認された。同社によると、ツアーはその後も予定通り催行を継続中で、ツアー参加者は全行程を終えて帰国の途につくところだとしている。ペトラ遺跡では既に、観光客の受入を再開しているとの情報もあり、旅行各社では今後のツアー催行可否を判断すべく現地情報の収集を急いでいる。
 土石流の発生当時、ペトラ遺跡にはクラブツーリズムが主催する2つのツアーが滞在中で、30名のグループと15名のグループがあり、各グループに添乗員1名がそれぞれ同行していた。
 同社によると、そのうち1つのグループは土石流が発生した場所から離れたところにおり、安全な通路を通ってその場から避難した。もう1つのグループは、遺跡内を観光中で、ツアー参加者の一部は土石流の流れを目撃したものの、添乗員の誘導で高台に避難し、全員が無事だった。
 クラブツーリズムは、来週出発予定のヨルダンツアーもあり、現地の安全状況などを見極めながら、ツアーの催行が可能かどうか対応を検討するとしている。
 また、阪急交通社では、今回の土石流発生時に現地に滞在していたツアーはなかったが、直近では11月15日出発のヨルダンツアーがあることから、安全状況を確認して問題がなければ通常通り催行する予定としている。

 

※写真=ペトラ遺跡(ヨルダン観光局提供)