2018.10.11

WING

日豪防衛相会談、実践的な共同訓練機会増加

中止の共同訓練実施、豪での空自訓練参加も

 岩屋毅防衛大臣は10月10日、オーストラリア・シドニーでパイン豪国防大臣との日豪防衛相会談を行い、実践的な訓練の機会を追求するため、「災害対処」、「対潜戦」、「掃海」などの分野で、共同訓練などの機会をつくっていくことを明らかにした。さらに、北海道胆振東部地震の影響で中止となった日豪共同訓練「武士道ガーディアン」については、2019年に改めて実施する方向で一致。加えて、その先の適当な時期として、オーストラリアでの共同訓練に航空自衛隊が参加する方向で一致したことを説明した。
 両大臣は今後、日本およびオーストラリアでの共同訓練など防衛交流を一層拡大していくことで合意した。これは、日豪防衛協力のイニシアティブを確認した上で合意が成された取組み。運用能力を向上させ、協力関係を強化するため実施していくという。また、中止となった武士道ガーディアンは、2019年の適切な時期にスケジュールを再調整するとのこと。さらにオーストラリアでは、航空自衛隊と豪空軍による二国間および多国間訓練、または演習を実施する機会を追求するとした。
 岩屋大臣は、今後オーストラリアとの共同訓練について、「戦闘機が参加する訓練についても、相互に乗り入れていく」と説明。そして、訓練の機会が増えることになると、自衛隊の装備がオーストラリアとの行き来を繰り返すことになるとして、「一時的に訓練用の装備を預かってもらうということも含めて、さらなる取組みをこれから検討していくことになった」と話した。
 また岩屋防衛大臣は、現在防衛省で防衛計画の大綱の検討状況を含む防衛政策の動きについて説明を行ったという。それに対し、パイン国防大臣からは、豪州の最近の取組として、防衛分野での科学技術および産業協力に関係した説明があった。
 また、「円滑化協定」については、日豪間の共同運用と訓練を円滑化するべく、行政的、政策的、法的手続を改善する相互訪問に関する交渉の進展を歓迎し、引き続き早期妥結へ尽力していくことで一致した。

 

※写真=岩屋防衛大臣は、シドニーでパイン豪国防大臣と日豪防衛相会談を行った(提供:防衛省)