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2018.10.05

WING

福井県嶺南地域へ自衛隊配備・基地整備を要求

全国最多の原発設置、北朝鮮の脅威に対応

 福井県および同県日本海沿岸の嶺南地域の市町は、立地する原子力発電所が北朝鮮の脅威にさらされているとして、防衛省に対して同地域への自衛隊配備を求める要望書を提出している。
 福井県の西川一誠知事らは、次期中期防衛力整備計画で、現計画に明記される“原子力発電所近傍における展開基盤”のあり方を明確に示すよう求めた上で、いかなる状況でも迅速な事態対処が可能な自衛隊基地などの整備を要求。それと併せて、弾道ミサイル攻撃やテロなどの抑止力として、陸上自衛隊中部方面隊の再配置も含めた検討の上で、嶺南地域へ自衛隊を配備するよう求めた。
 そのほか、大型ヘリコプターによる避難支援体制を強化することとして、平時から駐機候補地を活用した大型ヘリコプターの発着訓練などを行って、原子力災害時には住民に対して確実な非難支援体制を確保するよう要求した。