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2018.03.19

ウイングトラベル

17年日本人出国率、0.4ポイント増の14.1%

法務省確定値、現役世代と団塊世代が弱含み

 法務省が発表した2017年(1〜12月)の出入国統計(確定値)によると、2017年の日本人出国者数は前年比4.5%増の1788万9292人と2年連続で増加し、出国率は0.4ポイント増の14.1%に上昇した。福島県を除く46都道府県で増加しており、需要は全国的に回復したが、年代別にみると、現役子育て世代の30歳代から40歳代前半と、団塊世代の60代後半で需要が弱含みしており、現役とシニアでマーケットの変化が伺える。とくに旅行業界ではシニアマーケットへの依存度が高い会社も多く、今後の市場動向には注視が必要となりそうだ。