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2021.06.24

ウイングトラベル

★修学旅行後のコロナ感染判明、30人にとどまる

 大手旅行4社の実績集計、極めて少なく対策有効

 2020年度に修学旅行に参加した71万人のうち、修学旅行後に新型コロナウイルスへの感染が判明したのは30人にとどまることがわかった。これは、JTB、日本旅行、KNT-CTホールディングス、東武トップツアーズの4社が取り扱った2020年3月〜12月出発分の修学旅行の実績(全国、全輸送機関対象)を集計したもの。10万人当たりの感染者数に換算すると、全国の感染者数は307.4人(1月31日時点)なのに対して、修学旅行後の感染者数は4.2人と大幅に少なく抑えられており、修学旅行を巡る感染防止対策が有効に機能していることが数字上でも証明された格好だ。
 修学旅行後に新型コロナウイルス感染症を発症した場合、基本的には保健所や学校から旅行会社に報告がある。今回の調査は、そうした報告により旅行会社が知り得たケースをまとめたものだが、修学旅行後に感染が判明した30人についても、修学旅行中に感染したとは限らないとしている。いわば修学旅行中に感染したケースに限ればさらに少ない可能性もある。

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