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2021.04.15

WING

広島空港、滑走路と着陸帯を東に60メートル移設

滑走路端安全区域確保、現滑走路は原則範囲満たさず

 航空局は広島空港の滑走路端安全区域を確保するために、滑走路および着陸帯を東側に60メートル移設することを目指す方針を固めた。移設する着陸帯に接する進入表面、転移表面、水平表面を変更する。2025年7月31日に供用開始することを目指す。
 航空局によれば、現在、広島空港の滑走路は基準(原則範囲)を満たしていない。具体的には航空路端安全区域(RESA)の必要幅90メートルを確保することができていないとして、滑走路などを東側(28側)に60メートル移設し、滑走路西側(10側)のRESAを確保する狙いだ。
 航空局はパブリックコメントを実施すると共に、今年5月26日に開催する公聴会で利害関係者の意見を聴き、航空法に定められた審査基準に従って決定する予定だ。
 航空路端安全区域は、・・・・・。

※写真=広島空港の滑走路と着陸帯を東側に60メートル移設する。これにより滑走路端安全区域を確保する(提供:航空局)