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2021.04.12

WING

NASA、火星ヘリ初飛行を4月14日に後ろ倒し

ローター高速回転試験でウォッチドッグ・タイマーに不具合

 米連邦航空宇宙局(NASA)と傘下のジェット推進研究所(JPL)は4月10日(現地時間)、当初計画では4月8日に実施する計画だった火星ヘリコプター「インジェニュイティ(Ingenuity)」の火星における初飛行は11日へと延期。新たに、4月14日に後ろ倒しすることを発表した。人類史上、初めて地球外惑星大気中を飛行するとして、「インジェニュイティ」は大きな注目を集めている。
 NASAによれば、初飛行の実施を後ろ倒しすることを決めた理由は、金曜日(4月9日)の夜遅くに到着した「インジェニュイティ」のデータを分析した結果だとしている。
 具体的には、4月9日に実施した「インジェニュイティ」のローターの高速回転テストでは、・・・・・・。

※写真=人類史上、初めて地球以外の惑星大気を飛行する火星ヘリコプター「インジェニュイティ」。その初飛行実施が米国内外で大きな注目を集めている(提供:NASA)