記事検索はこちらで→
2021.03.05

WING

川崎重工業、2025年秋に「K-RACER」型式証明取得・商用化目指す

発展型開発も、ペイロード100~200kg目標

 川崎重工業の新物流システム構想にあって、航空宇宙システムカンパニーが開発を担う「K-RACER」は胴部に固定翼を設置し、その固定翼に推進用のプロペラを搭載する特殊な回転翼機だ。メインローターによる安定したホバリング性能を有する一方、従来機の速度を大幅に上回る200ノット(時速370.4キロメートル)の高速飛行も可能な設計となっている。
 川崎重工業では、昨年10月に北海道大樹町で飛行試験を実施したことを発表しているが、その時の「K-RACER」は全長4.7メートル、全幅4メートル(メインローターを含む)、全高1.4メートル。動力には川崎重工業が誇るバイク「NinjaH2R」のスーパーチャージドエンジンを搭載した。このエンジンは小型軽量で応答の速い機械駆動遠心式過給機(スーパーチャージャ)を装備しており、過給に適合したエンジンを同時に自社開発することによって総合効率を高めたもの。同エンジンの「K-RACER」への搭載は、航空宇宙カンパニー、モーターサイクル&エンジンカンパニー、そして技術開発本部の技術シナジーによって実現した。・・・

 

開発当初は高速性能活かし緊急・救急用途や防衛用途に
空飛ぶクルマ化も検討

 

※写真=川崎重工業はコンパウンドヘリコプターの型式証明を2025年秋に取得して商用化するkとを目指す。もともと防衛用途で活用することを目指して開発したことから、引き続き防衛省への提案も継続する(提供:川崎重工業)

SONY DSC

※写真=川崎重工業社長直轄プロジェクト本部本部長兼近未来モビリティ総括部総括部長兼グローバルマーケティング&セールス部部長の石田正俊本部長(航空宇宙システムカンパニー営業本部長)
SONY DSC

※写真=近未来モビリティ総括部計画部の花光明部長(航空宇宙システムカンパニー航空宇宙ディビジョンヘリコプタプロジェクト総括部統括基幹職新事業開発担当)