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2021.01.28

WING

IATA、各国政府に人の往来再開向け計画立案要請

再開に向けた準備必要、グローバル基準確立を

 国際航空運送協会(IATA)は1月27日(ジュネーブ現地時間)、「新型コロナウイルスの疫学的状況が許すのであれば」、と前置きした上で、人の往来やビジネス・経済を安全に再開させるための計画を考案するために、各国政府は航空運送業界と協力するよう呼びかけた。
 IATAのアレクサンドル・ドゥ・ジュニアックCEOは「ワクチン接種プログラムが展開されていくなか、トンネルの先に光が見えてきた」とコメント。「この光を安全で秩序ある再スタートに変えていくためには、各国政府と産業界による慎重な計画立案と調整が必要だ」と話した。その上で、「今後数週間から数ヵ月間の優先事項は、新型コロナウイルス変異株の蔓延を食い止めることだ」とし、「これは困難なことであろうが、仮に危機が深まったとしても疫学的状況が許すのであれば、航空ネットワーク再開の道を準備することが重要。航空業界は各国政府を支援する準備が整っている」として、各国政府に航空業界と再開に向けて対話するよう要請した。・・・

 

医療従事者・高齢者等接種で最大リスク軽減
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IATAトラベルパスの成否は各国の協力・信頼

 

※写真=IATAは各国政府に対して航空業界と共に航空ネットワーク再開に向けた計画立案を要請。グローバル基準確立の重要性を訴えた。写真はコロナ禍で閑散とする成田空港