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2020.11.27

ウイングトラベル

★NAA中間決算、営業収益が民営化後最悪の332億円

 純損失424億円で初の赤字、コスト削減も追い付かず

 成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は11月26日の会見で、2020年度中間連結決算(2020年4月1日-9月30日)を発表した。年初から続く新型コロナウイルス感染症の拡大影響で、成田空港の航空機発着回数および航空旅客数が大幅に減少したため、営業収益は前年同期比73.8%減の332億円と、民営化以降最低の収益となった。最大限のコスト削減に努めたものの、営業損失306億円(前期比599億円減)、経常損失301億円(585億円減)、中間純損失424億円(608億円減)と、民営化以降初めて赤字を計上することになった。

 

 通期は堅めの予想、営業収益71.2%減の683億円
 回復向かうも感染症影響継続、赤字の予想に
 発着減で空港運営事業306億円の赤字に
 リテール事業も店舗休止で営業損失51億円
 通期も空港運営事業、リテール事業で赤字見通し

※写真=会見でNAA中間決算について説明する田村明比古社長