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2020.11.27

WING

ADO中間決算、中間純損失67億6500万円に

コスト削減も営業収入7割減で大幅赤字

 AIRDOが11月26日に発表した2021年3月期中間決算によれば、中間純損益が67億6500万円の赤字となった。前年同期は23億6600万円の黒字だった。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響はADOの業績にも大きな影響を与えている。なかでもADOが本拠とする北海道は全国でも比較的早期に新型コロナウイルスの影響が発現。ADOは旅客需要減退に対応すべく、減便や機材小型化による運航関連費用の削減に追われたほか、設備投資の抑制などを図ってきた。
 ADOによれば、費用面では減便および機材小型化で事業費を前年同期比30.9%減少した134億2900万円に。販売費及び一般管理費が35.2%減の14億5500万円となったことで、営業費用は31.3%減少した148億8500万円に抑制した。
 しかしながら営業収入は69.2%減少した78億1300万円に留まり、この大幅な収入減を補えるには至らず、結果として営業損失が70億7200万円、経常損失71億6400万円となるなど、大幅な赤字計上となった。

 

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※写真=ADOの中間決算は67億円以上の純損失に。減便・機材小型化など様々な費用抑制を図ったが収入減が大きく大幅赤字に