記事検索はこちらで→
2020.11.12

WING

ANA、非接触式自動手荷物預機の実証開始

非接触ニーズ対応、安心して利用できる環境整備

 全日空(ANA)は11月11日、羽田空港第1ターミナルにおいて、非接触式の自動手荷物預機(ANA Baggage Drop)の実証実験を報道陣に公開した。既設のスカラベー製自動手荷物預機の操作画面端末に沖電気工業(OKI)製の赤外線を利用したタッチレスセンサーを取り付けることで、画面から約4.5センチ上の空間において指でボタンを押す動作をすれば、直接画面に触れなくてもセンサーが感知してボタンを押すことができる。ANAはこの実証実験を通じて、現行のタッチパネル式と同等の品質を確保することができるかなど、実用化に向けて取得したデータ解析やヒアリングを元に検証を進めていく予定だ。
 新型コロナウイルス感染拡大で、航空業界は「ニューノーマル」な搭乗方法を模索してきている。今回の非接触式自動手荷物預機の実証実験も、その「ニューノーマル」な搭乗方法の一環で、実用化されれば、利用者は操作端末画面に触れることなく、手荷物を預けることができるようになる。・・・

 

※写真=ANAは羽田空港で非接触式自動手荷物預機の実証を開始した

※写真=新型コロナ禍においてニューノーマルな搭乗方法の検証が続く

※写真=既設の設備に赤外線のタッチレスセンサーをレトロフィット

※写真=従来のタッチ式自動手荷物預機の操作端末部分