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2020.09.24

ウイングトラベル

★鄭KTO東京支社長、観光交流の早期再開期待

 B2Bウェビナー、光州、全羅南道の魅力紹介

 韓国観光公社(KTO)は9月23日、第3回目となるB2Bウェビナーを開催し、光州、全羅南道の魅力を紹介した。冒頭あいさつした鄭辰洙KTO東京支社長は、「韓国の新型コロナウイルス感染者数もどんどん落ち着いてきており、先週から2桁に減っている。政府として様々な措置を講じ、感染拡大防止に全力を尽くしている。一方の日本政府も海外の留学生などの入国を緩和する方向で検討しているとされ、その次には観光も緩和されていくのではないか」として、日韓の双方向交流の再開に期待感を示した。
 光州、全羅南道については、「韓国の食べ物の故郷であり、様々な面で潜在能力のあるエリア。韓国でキムチといえば光州であり、2012年に国際博覧会があった麗水は夜景も綺麗」として、今回のオンラインセミナーを契機にwithコロナ、アフターコロナを見据えた新たな商品開発が進むことを期待した。
 また、光州、全羅南道など韓国の南西地域を訪れる際にゲートウェイとなる務安国際空港には、成田国際空港からの直行便が去る2019年3月末より就航し、首都圏からのアクセスが格段に向上したが、新たな商品開発に力を入れていた矢先にコロナ禍に直面した。
 鄭支社長は、「アクセス面も含めて、政府側と検討、相談しながら、観光のインフラ整備を進めていきたい。韓国観光ができる環境作りに最善を尽くしたい」として、一日も早い観光交流の再開と観光環境整備に尽力する姿勢を示した。

 

※写真=鄭辰洙KTO東京支社長

 光州、食や芸術、民主化運動など素材豊富

 セミナーの第一部では、光州の魅力が紹介された。光州観光財団のカン・チャンミン氏は、グルメなどの「味郷」、文化芸術などの「芸郷」、民主化運動の歴史などの「義郷」の3つのテーマで紹介。食に関しては光州はキムチが有名で、「光州キムチ博物館」、「世界キムチ研究所」などを見学できるほか、毎年10月には光州世界キムチ祭りが開催される。「南道郷土料理博物館」では伝統料理の体験プログラムも行える。

 

※写真=光州観光財団のカン・チャンミン氏

 

※写真=南海観光のハ・テギュン代表

 

 全羅南道、自然食材活かしたグルメの宝庫

 セミナーの第二部では、全羅南道の魅力が紹介された。全羅南道観光財団のジョ・ハンナ観光マーケティングチーム長は、「全羅南道はグルメ都市として有名。木浦や麗水だけでなく、22の市・郡のどこでも韓国を代表するグルメが味わえる」として、グルメと歴史文化を中心にその魅力を紹介した。
 全羅南道は、国立公園が6カ所、道立公園が6カ所あり、海岸線沿いには島や干潟があるなど自然が豊富。韓国の農林水産物の約55%が生産されており、自然食材を活かしたグルメは最大の魅力とした。代表的なグルメとして羅州コムタン、ニベ刺身定食、ヨンポタン(テナガダコスープ)、ハモなどを紹介した。

 

※写真=全羅南道観光財団のジョ・ハンナ観光マーケティングチーム長