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2020.09.23

ウイングトラベル

★8月の訪日外客数、99.7%減の8700人

 1-8月累計は396万人、年間400万人台か

 日本政府観光局(JNTO)が発表した8月の訪日外客数は、前年同月比99.7%減の8700人と11カ月連続で減少した。コロナ禍で3月は93.0%減、4-7月は99.9%減のマイナスが続いていたが、8月は99.7%減とわずかながらマイナス幅が縮小して底打ちした。この結果、1-8月までの累計実績は、前年同期比82.1%減の395万9500人となった。アジアの一部の国・地域との間でビジネス往来が始まっているが、出入国規制は依然厳しいことから、9月以降の回復スピードも非常に緩やかになる見通しで、2020年の訪日外客数は年間でも400万人台前半にとどまることが予想される。
 主な市場別の8月実績をみると、東アジアでは、韓国が99.8%減の700人、中国は99.8%減の1600人、台湾は99.9%減の400人、香港は40人だった。このうち、台湾では9月8日より、長期滞在者用の「レジデンストラック」の受付が開始され、国際往来が段階的に再開される見通しだ。

 

※表=8月の主要市場別の訪日外客数(JNTO資料より)