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2020.08.07

ウイングトラベル

★ANA、8月末まで国内線644便を追加運休・減便

 コロナ感染拡大で冷え込む需要、予約も伸びず

 全日空(ANA)は8月6日、8月10日〜31日までの間に、国内8路線を対象として新たに644便の追加運休・減便を実施することを発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で予約の伸びが鈍化しているため。今回の追加運休・減便で、8月の運航割合は計画比77%から75%に低下した。
 思うように予約が伸びてこない。夏の旅行シーズン真っ盛りで、いつもの夏ならば旺盛な需要に沸くお盆を含めた夏季繁忙期にも係わらず、航空会社各社は続々と減便へと舵を切っている。
 6月の段階では政府の緊急事態宣言の解除など、国内の新型コロナウイルス感染拡大が少し落ち着きつつあったこともあって、航空会社各社は夏本番に向けて運航便数を拡大する計画を打ち出していた。ところが7月に入ると状況は一変。全国的に感染者数が急速に拡大し、一気に旅行・帰省需要は冷え込んでいった。最近では各自治体の長が、今年は帰省の自粛を呼びかけるなど、混乱が拡がっている。