記事検索はこちらで→
2020.07.13

WING

エアバス・ヘリコプターズ、日本進出60周年

野崎産業と代理店締結以降、大きく拡大した存在感

 エアバス・ヘリコプターズが今年、日本市場に進出して60周年を迎えた。エアバス・ヘリコプターズの前身であるシュド・アビアシオンが、1960年12月に野崎産業と販売代理店契約を締結したことが、エアバス・ヘリコプターズの日本市場進出のきっかけだった。
 翌1961年には野崎産業を通じて「アルウェットII」を三ツ矢航空(現:東邦航空)に初めて納入。それ以来、着々と日本市場で足場を固め、現在は370機以上のエアバス・ヘリコプターズ製の機体が多様なミッションで活躍している。
 エアバス・ヘリコプターズ・ジャパンは現在、東京および神戸空港事業所に約330名の従業員を擁している。とくに神戸空港に隣接する神戸事業所には格納庫と訓練施設を整備するなど、日本の顧客に近いところでカスタマーサポートを展開している。
 今年1月には神戸事業所の格納庫の増築を完了しており、整備施設が60%増加。これにより、最大40機の中型ヘリコプターを格納することを可能にした。格納庫の増築によって、年間の機体整備数は、およそ80機へ増強している。
 エアバス・ヘリコプターズによれば、国内の民間および官公庁市場において現在53%を占めており、日本国内で100のオペレーターに対してサポート・サービスを提供している。ちなみに昨年は10機の新規機体を納入しており、新規受注率で40%を獲得した。
 なお、エアバス・ヘリコプターズの神戸事業所は……。

※写真=シュドアビエーションと野崎産業が販売代理店契約を締結してことが日本市場進出のきっかけだった。写真は野崎産業を通じて納入された「アルウェットII」(提供:エアバスヘリ)