記事検索はこちらで→
2020.07.09

ウイングトラベル

★オンライン授業の高校・大学の留学認めず

 米政府、留学中の学生も対面式に転校か帰国

 米国土安全保障省移民・関税執行局(ICE)は7月6日、米国の大学、高校の外国人留学生に対して、新型コロナウイルスの影響で9月からの秋学期の授業が全てオンラインで行われる場合、査証(ビザ)発給を認めないと発表した。これを受けて、米国日本大使館は現在留学中、今後留学を予定されている場合は、十分な情報収集と学校側と相談するように呼び掛けている。
 対象ビザは一般学生向け「F-1」と職業訓練プログラム受講の学生向け「M-1」の2種類。ICEでは、留学先の大学などが秋学期の全授業をオンラインで行う場合、ビザは発給せず入国も認めないとしている。
 通常の対面授業で運営されている学校に通う外国人F-1学生は、既存の連邦規則に拘束される。資格のあるF-1学生は、オンラインで最大1クラスまたは3単位時間の授業を受けることができる。
 既に、米国に滞在している留学生に対しては、対面式授業を実施する学校に転校するか、米国から出国しなければならないとしている。

 

※米移民・関税執行局(ICE)2020年秋季学生・交流訪問者プログラム
https://www.ice.gov/news/releases/sevp-modifies-temporary-exemptions-nonimmigrant-students-taking-online-courses-during