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2020.07.09

ウイングトラベル

★RCIとNCLが共同でクルーズ安全基準策定へ

 専門家委員会発足、従来より厳しい内容に
 
 ロイヤル・カリビアン・グループ(RCI)とノルウェージャンクルーズライン・ホールディングス(NCL)のクルーズ大手2社は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、従来の取り組みから一段と強化したクルーズ健康安全基準を共同で設定すると発表した。安全基準の策定にあたり公衆衛生やホスピタリティなど各分野の専門家で構成する委員会を立ち上げ、より安全性を高めた基準の策定を行う。
 専門家委員会は「ヘルシー・セール・パネル」の名称で発足。座長にはマイク・レヴィット元知事とスコット・ゴットリーブ博士が共同で就任した。委員会には公衆衛生、感染症、バイオセキュリティー、ホスピタリティー、海事オペレーションのトップエキスパートで構成される。
 委員会はクルーズ各社が新型コロナウイルス感染症に対応する公衆衛生上の対策を進め、安全性を高め、安全な運航再開を達成するための勧告を策定する。最初の勧告は8月末に出す予定にしている。専門家による取りまとめについてはオープン・ソースとして業界各社が自由に取り入れられるようにするとしている。