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2018.06.28

WING

大同特殊鋼の耐熱チタン合金、AMS規格に登録

 大同特殊鋼が開発した耐熱チタン合金DAT54(DAT54)が、日本で開発された耐熱チタン合金として初めてアメリカの航空宇宙用材料規格(AMS:AEROSPACE MATERIAL SPECIFICATION)に登録された。AMSは航空宇宙分野で使用される多くの材料が登録している材料規格であり、発電プラントやオイル&ガスなどの分野においても利用される。
 耐熱チタン合金は、航空宇宙分野で高温強度が要求される航空機エンジン内のコンプレッサーディスクやブレードなどの回転部材として使用されているが、その多くは欧米を中心に開発されたもの。そうしたなか大同特殊鋼が開発したDAT54は、成分組成と熱処理条件の最適化によって、トップクラスの耐熱性を有しており、航空機エンジンの高効率化を目的とした高温化や軽量化への対応が可能で、今後、航空機の燃費改善への貢献が期待されるという。