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2020.06.17

WING

航空会社フリートはサブスク導入が新たな潮流に!?

飛行時間・距離で機体料金、航空会社とOEM双方に利点大

 デロイトトーマツグループの桐原祐一郎氏(パートナー)が、ポスト・コロナ時代における航空会社の航空機導入形態について、「機体OEMやリース会社らが機体を保有して、航空会社は機体を使用した分だけ料金を支払う、いわゆるサブスクリプションのような新たなビジネスモデルがスタートするのではないだろうか」として、航空会社のフリート導入形態にサブスクリプションモデルという新風が吹き込む可能性を示唆した。
 商品毎に購入金額を支払うのではなく、利用券として料金を支払うサブスクリプション方式は、様々なシーンで活用されるようになった。「サブスク」という略語が世間に浸透し、一定額を支払うことで、多様なサービスを享受することができる定額制サービスは、ネットの音楽や映画などの定額配信サービスはもちろん、街のレストラン、花屋、アパレル、自動車など、様々な業界で活用が進んでいる。新聞や雑誌の定期購読も、ある意味「サブスク」モデルだ。
 桐原氏によれば、航空機のサブスクリプションモデルは、「所有権を移すこと無く、航空会社は飛行マイル毎に、もしくは飛行時間あたりの料金を支払う。機体を使用した分だけ支払うモデル」であると説明した。・・・

 

※写真=航空会社のフリート導入形態に「サブスク」という新たな風が吹くか。新型コロナの影響で飛行時間などで機体利用料金を支払うモデルが今後の潮流になるかもしれない

※写真=デロイト トーマツグループの桐原祐一郎パートナー(提供:デロイト トーマツグループ)