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2020.06.05

WING

中国民用航空局、国際旅客便を条件付き緩和へ

陽性者数5人以上で1週間、10人以上で4週間運航停止も

 中国民用航空局(CAAC)は6月4日、国際旅客便の運航について、6月8日から条件付きで運航再開を認める方針を発表した。中国国外の航空会社は、中国への国際旅客便運航は現状で1社1路線・週1往復便のみの運航に限られている。そうしたなか今回の規制緩和によって、旅客が到着後に実施する新型コロナウイルス感染検査において、3週間に渡り同じ路線・便で、旅客の中から検査で陽性者が発生しなかった場合、週2便まで拡大することにした。
 ただし、検査の結果、感染者が増加した場合に備え、「サーキットブレーカー」を設定。仮に同一便に5人~9人の旅客の陽性反応が検出された場合、その路線の航空会社の運航は1週間に渡り運航停止となる。さらに10人以上の感染が確認された場合、その路線の運航は4週間に渡って運航停止することを決めた。
 ちなみに、「サーキットブレーカー」が発動された場合、そのフライトを他の路線に振り返ることは認めず、「サーキットブレーカー」対象期間終了後、航空会社は週1便の運航を再開することができるようにする。・・・