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2020.06.05

ウイングトラベル

★ニューカレドニア観光局、3ステップでプロモ

 コロナ後はワーケーション需要に注目

 ニューカレドニア観光局は6月3日に行われたJATAアウトバウンド協議会のB2Bセミナーでプレゼンテーションを行い、ニューカレドニアの現状と今後のプロモーション活動方針を説明した。ニューカレドニアでは4月初頭以降新型コロナウイルスの新規感染者が出ていないことから、市中では通常通りの動きとなっているほか、観光施設も営業が再開されているという。そうした中で観光局では観光客受け入れ再開に向けて3つのステップにわけて、消費者向けのSNSプロモーションに取り組んで行くことを説明した。また、新型コロナウイルス収束後の新たな旅行トレンドとしてワーケーションに着目。ニューカレドニアにはワーケーションに適した環境が整っていることをアピールした。
 セミナーでプレゼンテーションを行ったニューカレドニア観光局の石田伸子トレード・セールス・マネージャーによると、ニューカレドニアはヨーロッパでの新型コロナウイルス感染拡大を受け3月17日から入国者に対する隔離措置が開始され、同月23日にはロックダウンがスタートした。ニューカレドニアでの感染者数は累計で19人となっているほか、4月3日以降は52日間新規感染者がゼロで推移している。

 海外からの旅行者回復へ日本市場の存在不可欠
 旅行再開時期は今年秋〜冬頃と仮定

 海外市場向けのリカバリー策については現時点では具体的なものはないものの、「日本マーケットはフランス本国、オーストラリアに次ぐ3番目に大きな規模をを誇ることから、非常に重要視している」と石田氏は説明した。
日本の旅行業界向けには、本局のジュリー・ラロンド局長が日本市場向けに動画メッセージを発信している。また、観光の魅力を訴求する取り組みの一環として実施している企画「カレドニアン・ドリーム」の第2弾のオンライン試写会を4月末に実施したところ大きな反響があったことから6月7日から観光局のYouTubeチャンネルで公開することとした。
さらにSNS消費者向けのプロモーションについては「旅行を夢見る時期」「旅行再開直前時期」「受け入れ可能時期」の3つのフェーズに分けてSNSプロモーションを展開する。

 

※写真=JOTCのオンラインセミナーでニューカレドニアの現状と今後の取り組みについて説明するニューカレドニア観光局の石田伸子トレード・セールス・マネージャー