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2018.06.20

WING

JAXA、国連宇宙部と協力延長に署名

KiboCUBEの連携協力を継続・発展に合意

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と国連宇宙部(UNOOSA)は6月19日、各国の閣僚級が出席するUNISPACE+50の場を利用して、協力延長の署名式を行った。両者はKiboCUBEの連携協力を継続・発展させていくことに合意した。
 両者は2015年から3年間にわたり、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星放出の機会提供に関する連携協力(KiboCUBE)を進めている。そうしたなか、第3回募集(応募期間:2017年9月26日〜2018年3月31日)に応募のあった提案についてJAXAと国連宇宙部の共同で選定を行った結果、モーリシャス共和国の提案を選定。モーリシャス共和国の提案は、MIR-SAT1を「きぼう」から放出するというもの。この衛星を使って、赤外カメラによる海面撮影、Sバンド画像送信、及びリアクションホイールの技術実証などのミッションを実施し、衛星開発技術に係る人材育成を進めていきたい狙いだ。
 さらに今後JAXAと国連宇宙部との調整により、第3回応募機関の中から追加で選定を行う可能性があるとして、追加選定の場合、今秋頃に発表予定だ。

※写真=JAXAと国連宇宙部がKiboCUBE協力の継続に関するMOU署名式を行った(提供:JAXA)