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2019.12.12

ウイングトラベル

11月の旅行業倒産4件、4カ月ぶりに増加

宿泊業12件、日本オーナーズクラブ負債145億円

 東京商工リサーチによると、11月の旅行業倒産件数は前年同月の2件から4件と4カ月ぶりに増加し、3月に 並んで今年最多となった。負債総額も2億400万円と4000万円ほど増加し、3カ月ぶりに前年同月を上回った。ただ、今年は負債1億円以上の倒産が発生しておらず、小規模倒産を中心に推移している。これにより1-11月の累計件数は23件で、前年同期の24件を下回っている。
 東京商工リサーチでは、全産業の倒産件数は11年ぶりに前年を上回る可能性が高まって おり、旅行業者に関しても注意が必要としている。
 11月の倒産事例としては、第3種旅行業の国際通運(東京都中央区)が東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は8000万円。台湾、東南アジアのパッケージを取り扱っていた。