記事検索はこちらで→
2019.12.11

ウイングトラベル

ドイツ観光局、ツアー造成の重要性を強調

地方への商品造成期待、年末イベント開催

 ドイツ観光局は、毎年恒例の「クリスマス懇話会」を開催、旅行業界及びメディアから関係者が集まった。イベント冒頭、アジア・オーストラリア地区統括局長の西山晃氏が日本マーケットの現況を紹介。西山氏は、ドイツの地方に旅行者を誘致する上での旅行会社によるツアー造成の重要性を強調した。
 今年はドイツ統一30周年を迎え、過去25年において、旧東ドイツ地域における外国人宿泊数は、500%以上の伸びを見せ、ひとつの観光エリアとして大きく成長。また日本からドイツへの宿泊数は、昨年120万泊を記録、前年比1.4%増となった。国別で見ると、日本は、ヨーロッパ各国を除いた全世界において、アメリカ、中国(含む香港)、アラブ湾岸諸国に次ぐ4番目の規模。今年1〜9月の累計では、前年同期比0.1%増と、アジアマーケットの中では、中国やアラブ湾岸諸国、韓国など軒並みマイナス傾向のなか、ほぼ変わらない状況だ。

 

※写真=ドイツ観光局西山氏