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2019.12.05

WING

ジェットスターとタイガーエア台湾、インターラインを正式発表

片岡社長、他LCCとのパートナーシップ締結も示唆

 ジェットスターグループとタイガーエア台湾は12月4日、相互に航空券を発券することができるインターライン契約を締結したことを正式に発表した。ジェットスター・ジャパンの片岡優社長、タイガーエア台湾の張鴻鐘(チャン・ホンジョン)董事長、そして両社のシステムを継いだDOHOPアジア太平洋地域ディレクターのフィリップ・ディエトリン氏が都内で共同会見を開催した。
 ジェットスターとタイガーエア台湾は、DOHOPの技術を使って予約プラットフォームを構築。ジェットスター・ジャパンはこのプラットフォームを「ジェットスター・コネクト」と名付けた。片岡社長は「ジェットスター・コネクトによって新たな可能性が広がる。このジェットスター・コネクトをさらに拡充して、他LCCとのパートナーシップも築いていきたい」としており、他LCCなどとのインターライン契約の締結に前向きな姿勢をみせた。
 航空券の相互発券を可能にした今回のインターライン契約の締結だが、旅客は例えば、「JETSTAR.COM」にアクセスして目的地を選択すれば、ジェットスターのフライトと共に、利用可能な「ジェットスター・コネクト」のフライトがある場合には、あわせて閲覧することが可能だ。
 さらに、「ジェットスター・コネクト」は、航空会社によって異なるバンドルサービスや手荷物、座席、追加サービスなどのオプションを予約と同時に選択することもできる。バンドルサービスは、他航空会社のサービスを含めて予約した全てのフライトに適用することができ、手荷物オプションも航空会社によって異なるが、購入した受託手荷物の重量は、全てのフライトに適用される。予約の際には、座席指定をすることのほか、食事、軽食、飲み物も購入することが可能だ。シンプルな作りとすることで、従来の予約検索・購入といった一連の流れと、ほとんど変わらない操作で予約・購入することができる。
 
 ビジネスインパクト「計り知れない」効果を期待

 片岡社長はタイガーエア台湾をパートナーに選んだ理由について、「色々なパートナーを探していくなかで、日本と台湾の結びつきは非常に強いこと。日本の旅客にとって台湾は大きな観光のディスティネーションであり、一方で台湾のお客様も多数訪日されておられること」が大きな理由だったことに言及。「その意味で互いの強みを補完し、それをより大きくすることで、双方の旅客にとってのメリットを最大限引き出すことができるだろう」とコメントした。
 一方、張鴻鐘董事長も・・・・。