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2019.09.18

WING

安倍総理、宇宙領域強化「航空宇宙自衛隊」へ進化

自衛隊高級幹部会同、まさに大きな変化迎えた

 第53回自衛隊高級幹部会同は9月17日に行われ、安倍晋三内閣総理大臣が訓示として航空自衛隊へ来年創設予定の「宇宙作戦隊」に言及。「いわば、航空宇宙自衛隊への進化も、もはや夢物語ではない」と述べて、自衛隊幹部へ今後の大きな変化へ対応するよう求めた。
 安倍総理は宇宙作戦隊を1つの例として、自衛隊が大きな変化に対応しなければいけないことを強調した。自衛隊が作戦を遂行するに当たって、最も重要視する宇宙・サイバー・電磁波といった新領域について、防衛力発揮に当たり「目や耳、全身をつなぐ神経回路とも言うべきもの」と説明。新領域で優位性を確保することが日本の防衛力に直結すると強調した。
 新領域技術の確保を急ぐ背景には、諸外国が先端技術の開発を急伸させている現状があるとした。安倍総理はそれら先端技術として、現レーダーシステムで追尾困難な極超音速核兵器や無人兵器などを挙げて、これまでの安全保障の構図を一変させるかもしれない技術として警戒感を示した。そのため「こうした現実から目をそらすことなく、あらゆる事態に備え、国民の生命・財産を守り抜くことが、諸官の使命」だと述べた。
 その上で、これまでの常識が通用しない認識の中で新たな防衛大綱では、従来の延長線上にない防衛力のあるべき姿を示したものだと説明。そこで示した方針を「できる限り早期に実行に移し、万全の体制を築いていく必要がある」と強調した。

 

先進技術積極採用で防衛のあるべき姿を実現

 

※写真1=防衛省で儀仗隊による栄誉礼を受ける安倍総理と河野防衛相

※写真2=全国から集まった自衛隊幹部へ訓示を行う安倍総理