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2019.09.17

WING

ボーイング、702X新静止衛星を発表

2022年に初号機打上げの計画、周波数帯の変更が容易

 ボーイングは9月9日、ソフトウエアで定義される新しい702X静止軌道衛星ファミリーをパリで発表した。2022年に初号機を打ち上げる計画で、この日受注を開始した。実績のある702シリーズ衛星バスをベースに、静止軌道用として開発された重量1900キログラムの702X衛星は、オペレーターが市場状況の変化に適合するため、周波数帯をダイナミックに変更できる。また、先進的な製造プロセスによりコストとスケジュール・リスクを劇的に低減し、顧客に受注から3年以内に引き渡すことが可能だという。
 702Xはオペレーターに、接続ビジネス、船舶、航空機、自動ビークル、そして世界中のブロードバンド・インターネット・ユーザーなど多様なエンドユーザーに能力を供給することができる。

 

※画像=702X衛星の軌道上での想像図(提供:ボーイング)