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2019.08.08

ウイングトラベル

KNT-CT第1四半期、大幅な増収増益

営業利益27億円、四半期純利益は16.7億円

 KNT-CTホールディングスが発表した2020年3月期の第1四半期(4-6月)連結決算によると、売上高は前年同期比7.2%増の1095億3400万円、営業利益は45倍の27億円、経常利益は16.4%増の26億7400万円、四半期純利益は61.3%増の16億7300万円と、大幅な増収増益だった。
 連結損益計算書を詳しくみると、売上高は7.2%増の1095億3400万円と伸びた一方で、売上原価を5.0%増の891億5600万円に抑えたことで、売上総利益は18.3%増の203億7800万円と増加。販売費および一般管理費も3.0%増の176億7800万円に抑え、営業利益は45倍の27億円を計上した。
 営業外収益は15.7%減の1億200万円、営業外費用は為替差損が1億円強出たことで7.5倍の1億2800万円に膨らんだものの、経常利益は16.4倍の26億7400万円に増加した。
 特別損益では、前年同期に事業構造改革関連費用1億円強を含む特別損失1億2300万円を計上していたが、今期は特損がゼロとなり、税金等調整前の四半期純利益は66.8倍の26億7300万円に増加。ここから法人税等合計額10億500万円を差し引いた四半期純利益は、61.3%増の16億7300万円と大幅な増収となった。
 KNT-CTHDは、第2四半期(中間期)ならびに通期業績予想は修正していない。通期では売上高2.6%増の4225億円、営業利益は18.5%増の30億円、経常利益は12.9%増の32億円、当期純利益は45.4%増の18億6000万円を見込んでいる。

 

 国内・海外とも独自性に富んだ商品造成に注力
 酸ヶ湯全館貸切、海外ミステリーツアーなど
■第1四半期のグループ14社総取扱額6.1%増
 GW10連休化で国内・海外とも企画商品好調

 第1四半期の営業概況をみると、4〜5月はゴールデンウィークの10連休化に伴い海外旅行、国内旅行ともに好調に推移した。海外旅行はアジア、ハワイ方面が引き続き好調、ヨーロッパ方面が回復傾向を強めた。国内旅行でも北海道、沖縄、九州をはじめ、各方面で旅行需要が伸長した。訪日旅行は、アジア、ヨーロッパ、アメリカからの旅行者がさらに増えた。