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2019.08.05

ウイングトラベル

2020年に訪タイ日本人200万人実現へ

タイ国政府観光庁、創設60周年の節目に

 タイ国政府観光庁(TAT)は8月2日、都内で旅行業界関係者やメディア向けのイベント「タイランド・ツーリズム・ネットワーキング」を開催した。当日はタイを訪問する日本人客数の動きやプロモーションの最新動向について説明が行われた。
 イベントでは、今年上半期の訪タイ日本人数は前年比10%増と好調に推移していることが紹介されたほか、現在取り組んでいる女性や学生、富裕層をターゲットとした取り組みを一層強化し、TAT創設60周年の節目を迎える2020年には日本人訪問客数を200万人まで引き上げていきたい考えを明らかにした。加えてTATは、パッタラアノン・ナチェンマイ東京事務所長が7月末に退任し、新たな東京事務所長にセークサン・スィープライワン氏が就任したことを発表した。
 イベントではパッタラアノン前局長から、在任中の日本市場の動向を総括するプレゼンテーションを行った。タイを訪問する日本人客は2014年に125万人まで落ち込んだが、その後は順調に回復。2018年は前年比7%増の163万2000人となった。訪問者数の伸びにあわせて、観光消費額も増加するなど、好調に推移している。
 2019年も航空路線の増便などもあり、好調に推移。今年上半期(1〜6月)の訪問客数は前年比10%増の86万4000人となっており、目標として掲げる年間180万人に実現が視野に入ってきている点を強調した。

 

 パッタラアノン東京事務所長が退任
 新所長にセークサン・スィープライワン氏
 サラッワディー大阪事務所長も帰任
 新所長にチャーンユット・サウェートスワン氏

 
※写真=新たに東京事務所長に就任したセークワン・スィープライワン氏(写真左)とパッタラアノン・ナチェンマイ前東京事務所長

 

※写真=イベントで乾杯の発声を行う日本旅行業協会(JATA)の志村格理事長

 

※写真=帰任するサラッワディー・アサーサパキット氏(右)と新任のチャーンユット・サウェートスワン・タイ国政府観光庁大阪事務所長