記事検索はこちらで→
2019.08.02

WING

JAL、米KALITTA航空とコードシェア

KALITTAの成田-シカゴ定期貨物便運航で

 日本航空(JAL)と米国ミシガン州に拠点を置くKALITTA航空は、8月1日から定期貨物便によるコードシェアを開始した。KALITTAによる成田空港とシカゴオヘア空港を結ぶ定期貨物便運航の開始に伴いコードシェア契約を締結したという。
 KALITTAは2000年11月に設立した貨物航空会社。747-400フレイターを中心に貨物専用機を33機(2019年8月現在)を保有しており、JALとしてはKALITTAとコードシェアをスタートすることで、旺盛な盛り上がりを見せるアジア-北米間の航空貨物需要に対して、定期的な貨物便スペースの提供を実現することを目指す方針だ。
 JALは、これまで既存の旅客便ネットワークに加えて、特定の需要に応じて貨物専用機をチャーターするエアラインチャーター制度を活用し、貨物便スペースを提供してきている。
 ただ、米中貿易摩擦や日韓関係がギクシャクするなか、世界の航空貨物の荷動きは大きくスローダウン。それまでeコマース市場の成長と共に荷動きが活発化し、世界の航空貨物会社もフリートの増強へと舵を切るなど活況を呈していたが、ここにきて一気に冷え込んでいる。

 

※写真=KALITTA航空の747-400フレイター(提供:JAL/KALITTA)

※画像=747-400フレイターには上部貨物室30パレット、下部貨物室に9パレット、4コンテナのポジションがある(提供:JAL/KALITTA)