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2019.07.16

ウイングトラベル

日本人クルーズ人口、2024年に100万人到達

外国船のクルーズ拡大で年率約3割の成長見込む

 クルーズプラネットは7月14・15日の2日間、東京都千代田区の東京交通会館で「クルーズフェスティバル東京2019」を開催した。当日会場では、クルーズプラネットと日本発着クルーズを実施する主要船会社から日本市場向けの最新商品の発表会が行われた。発表会の席上でクルーズプラネットの小林敦社長は、日本のクルーズ市場について「日本を含めたアジアマーケットのクルーズが成長を見せる中で、外国船社の日本市場への供給拡大で年率28%程度伸びていくことが期待される。そうしたことを考えると2024年には日本人クルーズ人口が100万人を超える時代が来るのではないか」との見通しを示した。
 国土交通省がこのほど発表した「2018年の我が国のクルーズ等の動向」によると昨年の日本人クルーズ人口は前年比1.8%増の32万1000人となり、過去最高を更新した。外国船社による日本発着クルーズが大きく伸びたことで日本発着の外航クルーズにおける日本人乗客数は10万2000人と10万人の大台を突破するなど、日本市場におけるクルーズ旅行の浸透が進んでいるといえる。

 

 外国船各社、日本市場の取り組みを強化
 客室買い取りや自主運航クルーズの本数増へ

 クルーズフェスティバルには19社の船会社が出展したが、この中から、ロイヤル・カリビアンクルーズ、セレブリティクルーズの日本総代理店を務めるミキ・ツーリストの百武達也クルーズカンパニー長。ノルウェージャン・クルーズラインの川崎義則ゼネラルマネージャー、MSCクルーズの区祥誠営業部長が日本クルーズの最新情報について説明した。

 

※写真=東京交通会館で開催された「クルーズフェスティバル東京2019」には船会社や各地の港などが参加。活況を呈していた

 

※写真=今後の日本人クルーズ市場の見通しについて語るクルーズプラネットの小林敦社長