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2018.05.10

WING

NASA、ウーバーと空飛ぶクルマ開発向け協定

混雑空域の空飛ぶクルマ運航をシミュレート

 米航空宇宙局(NASA)とウーバー・テクノロジーズは5月9日(現地時間)、ウーバーが計画している新たな都市型モビリディとなる可能性を秘めている空飛ぶクルマ(UAM)の開発で、そのコンセプトと技術を更に探求していくことで合意した。人口密集地域における将来の航空輸送のための安全かつ効率的なシステムを確保するためと説明している。
 この合意の下、両者はUAM導入計画を共有する予定のほか、NASAは最新の空域管理コンピュータのモデリングとシミュレーションを使用して、様々な飛行物体が飛び交う混雑した空域環境における空飛ぶクルマ運航の影響を評価することにしている。NASAによれば、UAM運航のモデリング&シミュレーションに焦点を当てたものとしては、今回の合意が初めてのものとなったという。
 今回の研究でNASAは、ウーバーから提供されたデータを使用して、ダラス・フォートワース空域を飛行する小型旅客機の運航をシミュレートする。シミュレーションでは、空飛ぶクルマが既に混雑している航空交通管制システムで運航する場合の安全性に関する問題を特定する計画だ。

 

※画像=空飛ぶクルマの開発に向けてNASAとウーバーがその運航を模擬