記事検索はこちらで→
2019.04.22

ウイングトラベル

キューバ、3年で日本人3倍に

JATAとの共催でセミナー開催

 キューバ共和国大使館と日本旅行業協会(JATA)は、東京のキューバ共和国大使館で旅行会社向けのセミナーを共催した。セミナー冒頭の挨拶に立ったキューバ共和国カルロス・ミゲル・ペレイラ特命全権大使は、「キューバへの日本人訪問者数は、過去3年で3倍に増え、年間2万人を超えるまでに成長した。まだまだ増える潜在性があると確信している」と強調。また、キューバ人のホスピタリティーや治安/安全面、さらにビーチをはじめとする自然や、豊かな歴史、文化の魅力について触れ、「キューバは日本人の皆様に特別な魅力を提供している」とアピールした。今年は日本とキューバの国交樹立90周年、また首都ハバナの建都500周年の記念の年にあたることから、大使館では一層の観光誘致に向け、今回のセミナーに加え、JATAと組んだ視察旅行の実施、さらに将来的な直行チャーター便の実現にも強い意欲を見せた。
 日本からキューバへの訪問者数は、2014年の7595人から、2018年には1万9311人までに伸長。昨年は、巨大ハリケーンによる影響などにより、過去最高となった2017年の2万2217人より数を減らしているが、2014年と比べると、3倍近く増えていることが分かる。ちなみに東京の領事館での入国に必要なツーリストカードの取得状況を見ると、今年は1月から4月15日までで、既に5566枚を発行、前年同期と比べ3.9%増となっている。なお、またキューバへの日本を含む海外からの訪問者数は、昨年475万人で前年比1.3%増を記録、11年連続プラスとなっており、今年は7.4%増の510万人を目標とする。

 

 航空2社、オペレーター1社がプレゼン
 アクセス面や新たな観光素材を紹介

 セミナーでは、航空会社2社(エア・カナダ、アエロメヒコ航空)と、オペレーター1社(メキシコ観光)によるプレゼンテーションも行われた。エア・カナダからは、毎日同日乗り継ぎが可能な点(羽田からトロント経由でハバナへ)、簡単に乗り継ぎができる点(トロントでの乗り継ぎ、スルーバゲージ)、北米ナンバー1の航空会社である点(英スカイトラックス社で「北米ベストエアライン」を獲得)、の3点を訴求。アエロメヒコ航空からは、日本から毎日直行便が飛ぶメキシコシティと、人気のリゾート地カンクンからハバナへ、それぞれ1日2便のフライトが飛ぶ点、今年2月より日本航空とのコードシェアがスタートした点、メキシコシティ空港での乗り継ぎの利便性、機内の日本人機内通訳や空港でのサービスなど、充実の日本語対応や機内サービスについて説明した。

 

※写真=左からキューバ共和国大使館 ペレイラ大使、リベロ参事官