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2019.03.20

WING

防衛省人事、山崎陸幕長が統幕長就任へ

新陸幕長に湯浅陸将、山村海将が海幕長に

 政府は3月19日の閣議で、統合幕僚長の河野克俊海将が4月1日付で退任することを承認した。河野統幕長の後任には、現・陸上幕僚長の山崎幸二陸将を充てる。一方、新たな陸幕長には西部方面総監を務める湯浅悟郎陸将が就くほか、海上幕僚長は現在海上幕僚副長を務めている山村浩海将が就き、現・海幕長の村川豊海将は退職する。
 統合幕僚監部では、統幕副長に航空自衛隊中部航空方面隊司令官の増子豊空将が就任する。運用部長には海上自衛隊第1術科学校長の中畑康樹海将補が海将へ昇任した上で就くこととなった。統幕学校長には陸自第6師団長の清田安志陸将が就任する。
 陸上幕僚監部・陸上自衛隊では、統幕副長の本松敬史陸将が西部方面総監になる。第15旅団長の原田智総陸将補は陸将へ昇任し、陸上総隊司令部幕僚長へ就く。中部方面総監部幕僚長兼伊丹駐屯地司令の蛭川利幸陸将補は陸将へ昇任した上で第6師団長になる。防衛研究所副所長の鈴木直栄陸将補は陸将に昇任して第10師団長へ就く。
 海上幕僚監部・海上自衛隊は、海幕副長の山村海将が海幕長へ就くため、海幕副長に統幕学校長の出口佳努海将が就くことになる。護衛艦隊司令官の糟井裕之海将は自衛艦隊司令官になり、海自幹部学校長の湯浅秀樹海将が護衛艦隊司令官に就いて、海幕総務部長の乾悦久海将補が海将へ昇任して海自幹部学校長に就くことになる。
 航空自衛隊では、統幕運用部長の引田淳空将が中部航空方面隊司令官となる。

 

※写真1=統幕長に就任する山崎陸将

※写真2=4月1日付で退職する河野海将