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2019.03.11

WING

シンガポール、F-35の導入を決定、4機の調達から

2030年以降の国防近代化計画の一環として発表

 シンガポールのウン・エンヘン国防相は去る3月1日の国会の予算委員会で、2030年以降完成を目指す陸海空軍の近代化計画の概要を明らかにする中で、空軍のF-16戦闘機の後継機としてF-35戦闘機の導入を決め、まず4機を評価用として導入したい考えを示した。F-35については単なる戦闘機ではなく、統合運用の陸海空3軍の情報システムのノードとしての機能を強調し、ステルス性による攻撃面での優位性、外部搭載を含めた攻撃力などを説明する画像をSNSで公開した。また、報道によれば、単価はF-15SGと同程度としている。
 シンガポール国防軍の近代化計画は陸海空全軍にわたり、そのうち航空機についてはF-35の導入の他、新たに空軍のCH-47DをCH-47Fに換装、同じくスーパーピューマを新型のH225Mに換装するほか、各種無人機の導入を計画している。

 

※図=シンガポール国防軍の近代化計画で導入される主要装備(提供:シンガポール国防省)