2019.02.28

WING

国内のバードストライク、14年ピークに減少傾向

運航便増加も減少、従来取り組みと最新機器効果

 国内のバードストライク発生件数が、減少してきていることが分かった。航空局によると、近年では2014年の1967件をピークに、2018年には1423件(速報値)にまで減少。2017年には1553件だったことから、年々、右肩下がりに減少してきている様相だ。
 日本の空のトラフィックは、訪日需要の拡大もあって国内空港の発着便が増加し、過密化する傾向にある。トラフィックが混雑してくれば、その影響でバードストライクの発生件数が増えそうなところだが、そうではない様相だ。
 これまで航空局を中心に空港会社などが全国各地の空港で最新機器の試験的な運用などを進めてきており、従来のバードストライク対策と新たな取り組みが奏功するかたちとなって、国内におけるバードストライク発生件数を抑えることに成功してきている。
 ちなみに最近の新型機器の試験運用に関する取り組みでは、オランダ製のハンディタイプ・レーザーを成田空港、中部空港、仙台空港で活用しており、航空局はその効果などについてデータを集めているという。
 航空局によれば、最近のバードストライクの発生傾向として、とくに「夏、秋のシーズンで減少している」とのこと。ただ、通年みられるいわゆる留鳥であるカモメなどを起因としたバードストライクが減少しているとして、夏・秋シーズンのバードストライクの減少が、鳥種毎には明確な傾向が現れているとは言い難い様相だ。
 ただ、一方で最近では国内におけるスズメの個体数が減少してきていることが明らかになってきているが、個体数減少のためか、スズメによるバードストライク発生件数も減少してきているという。

 

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